「ゼロ」であるルルーシュの監視・抹殺とC.C.捕獲の任
これが僕に与えられた任務
だけど
兄さんの傍にいて僕は変になったんだ
「ロロ」
って・・・兄さんは誰よりも優しい声で僕を呼ぶから
僕の髪を優しく撫でるから
だけどそれは・・・僕を通してナナリーを見ているだけで
兄さんの記憶が戻ったときに「ああ・・・終わってしまった」って思ったんだ
・・・家族ごっこ・・・が。
だけど兄さんは・・・こんな僕に手を差し伸べてくれた

暗闇でしか生きることをしらない僕に
「お前が・・・弟だから・・・」
「植え付けられた記憶だったとしてもお前と過ごしたあの時間に嘘はなかった」
「約束したからな・・・お前の新しい未来を」
「お前の未来は・・・俺と」
一人きりで生きてきた僕に初めてできた家族
初めてできた兄弟
兄さん
兄さんがいれば僕はそれだけでよかった
・・・だけど

兄さんは僕を見てくれなかった
そして・・・知ってしまった
兄さんの心をずっと支配している存在を

ナナリーの存在に・・・
ナナリーが居なければ兄さんは僕だけを見つめてくれる
ナナリーが居なければずっと僕と一緒に居てくれる
ナナリーが・・・居なければ・・・っ
ナナリーが死んだ
これで兄さんは僕を見てくれる
僕だけを
そう・・・思ったのに
「ーーっ!!どうしてお前が持っているんだ!!!」
「これはナナリーにあげるつもりだったんだよ・・・」
「ナナリーにっ!!!」
「お前なんかナナリーの代わりになるものか」
「この偽者が!!」
兄さんは・・・僕を見てくれなかった
嘘だ・・・
嘘だ・・・っ
こんなの・・・全部・・・っ
嘘・・・いや・・・違う
兄さんと過ごした・・・あの時間は嘘じゃない
道具だった僕が「人」として過ごせた時間は本物だった

兄さんの「弟」として過ごした時間
その時間のお陰で・・・僕は「人間」になれた・・・
だから・・・僕は・・・っ

守るから・・・今度は僕が
それが僕の・・・生きる意味だから
兄さんは嘘つきだね
だから
最後までどうか嘘をついて?
それだけで・・・僕は・・・
